技術士試験会場に
次の日曜と月曜が、技術士二次試験の日です。年に1回しかありませんので、申し込んだ人は、他の用事に拘らず試験会場に行くことを強くおねがいします。
最近はほぼ冷房も完備された会場で、むしろ冷えすぎに注意するぐらいの快適さですし、8月の夏休みにお子さんとのバケーションをつぶすこともなくなったわけです。
勉強が不十分なのは、大方の受験者がそうです。まったく準備していないという人も中にはいるかもしれませんが、準備が足りないと思ったら直前のヤマを張るなり、回答用紙をとりあえず埋め尽くすことを目標として、会場に向かいましょう。
不思議なもので、私も総合技術管理の合格した年は、忙しくてあまり勉強ができませんでした。何年も同じ勉強をしてきたわりに不合格が続いたので、良くも悪くも完全に開き直っていました。できる問題で6割解けばいいのだ、と。
もっと言うと、試験会場が変更になったことに気付かず、数日前に受験票をまじまじと見て、「少し遠い会場になったんだ!」と分かりました。下手をしたら遅刻していたかもしれませんので、これは恥ずかしいことです。
とにかく、何でも質問に応じた内容を答案用紙に書くことが大事だと思います。そこで気付く経験もありますし、お金を払っているのですから、みすみす技術士会に献上することもないでしょう。しっかりと採点してもらおうではありませんか。
ただし、先にも書きましたが、決して満点など狙わず、合格したらどうするかの抱負をたくさん抱きながら、前向きな回答を心がけるのです。できるだけ、具体的な内容で解決方法を自分で設定して論理を構築する。字は読みやすく、また、多少誤字があっても内容が誠実で、論理が通っていることが重要です。
自分でよく書けたと思っても、得てして不合格なこともありますし、意外にも合格となることもあります。長時間の試験が終わったら、ほっとしてすべてを忘れたいところですが、来年以後も受験の煩わしさと対決するくらいなら、回答を再現したいところです。これは結構重要です。
どうか、暑さに負けず、淡々と合格を目指して試験会場へ足を運んでいただきたいと思います。