建設環境分野の温暖化問題と熱中症
Ⅲ-1 (前半部略します) このため,近年の気候変動枠組条約の締約国会議(COP)においては,「緩和策」とともに気候変動による悪影響へ備える「適応策」を実施することの重要性が指摘されるようになっている。このような状況を踏まえ,以下の問いに答えよ。 (1)気候変動により想定される環境への悪影響とそれに対する適応策について,複数述べよ。(なお,自然災害に関する悪影響及び適応策は除く。) (2)その適応策のうち,あなたが重要と考えるもの1つについて,実施するに当たっての技術的課題を述べよ。 (3)上記の課題を解決するための技術的提案及びその提案に関するリスクや留意点を述べよ。
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本日現在、労働者の作業環境における喫緊の悪影響の一つとしては、現場における熱中症の増加があります。
暑い日が続くこの頃は、気象条件以外の個々の体調と行動をどのように管理するかという点が喫緊の課題です。
対応策は管理側のシステム化であり、当事者任せの管理は実施してはいけない。
特に下請けや外部委託先は、コスト競争の中で少ない人員での根性論がまだまだ優先していますので、定期的な休憩と水分補給など、ある程度システム化することが必須でしょう。個別の単独行動は避け、体調管理には、定期的なミーティングと体調に関する報告の職場環境が重要です。
具合が悪くとも我慢し続け、根性で乗り切るという昔の考えは捨てるべき時代になっていますし、荒療治はけがの元です。
朝会やKY報告で、本当に「体調不良に〇がつけられる」職場になっていますでしょうか?
この提案におけるリスクと留意点は、安全管理にコストがかかるということ。しかし、安全管理はコストがかかるものだと思いませんか?
特に個別の体調と行動管理は、今のところローテクで人員が管理するしかないところでしょうが、今後Iotが進み、従業員にウェアブル端末が供えられる時代が来ると、GPSによる位置情報は勿論、それぞれの温湿度や体温、作業時間なども一括して事務所管理できるようになるのでは、、と思うわけです。