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技術士による技術者のブログ

技術士の支援と国産エンジニアの再興

リスクアセスメントの時代

 ここ数年は、経済活動におけるリスクアセスメント重視の時代に完全に入っています。

 リスクアセスメント自体は昔から当然ありましたが、今は体系化し、コントロールしなければいけない時代であるという意味合いが強いです。

 最近の経済界における事件・事故も、枚挙に暇がありません。その中でも技術立国日本にとって致命的な問題も多く、タカタのエアバッグ事故、三菱自やスズキの燃費偽装は今も継続していますし、その前にはフォルクスワーゲンの排ガス不正(海外)もありました。

 これらは一技術者によるコントロールミスではありません。企業幹部(経営陣)のミスであり、つまるところ、リスクアセスメントのできない人間が経営者になっているという実態が見えます。 日本の企業においては、トラブルの責任を社長が取って辞任するというケジメのつけ方が必要ではありますが、トラブルを予測し管理できなかった人が次期社長を任命してはいけない筈です。リスクアセスメントには経営陣の人事も含まれると思うのです。

 

 私のいる会社を含め、多分ほとんどの民間企業における経営人事は、リスクアセスメントとは別次元で決定されているでしょう。特に、景気の時流をうまくとらえた営業成績の良い人間が、経営者の椅子に座れるという常識があります。

 それについてはある面当然ですが、リスクアセスメントの能力を身に着けた人であるかという観点が欲しいものです。

 技術士の資格も単なる看板でありますが、総合技術管理部門においては、このあたりの勉強も行わなければいけないので、私の意見としては、管理職となる人間は総監部門の受験をお勧めします。